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■生産理念



生産者の新井至基と言います。
私は群馬県東村で米づくりをしています。
群馬県東村は伊勢崎市に隣接し、国定忠次が生まれた村として知られています。
冬は赤城おろしの北風、夏は内陸部特有の暑さが厳しい平坦地です。
私はかつては多肥料、多農薬の農業でした。
しかし、農薬使用が原因と思われる手のしびれをきっかけに、16年前から徐々に農薬の量を減らしてきました。その間、水田の整備を行い、大型機械の導入が可能になり、7年前から本格的な無農薬無化学肥料米に取り組んでいます。
私の信念は「稲も人間と同じで、健康で体力があれば、病気にかからず薬もいらない」というものです。現在は、苗代、本田ともに農業と化学肥料は使いません。
土づくりは、前作の稲わらと麦わら全量に加え米ぬかをすき込みます。
全て自家生産の有機質肥料です。
種籾を1箱当たり70gの薄まきにして健康な苗づくりを行います。40日経過した大きな苗を本田に植えるのですが、ここでも1株2、3本、坪当たり60本の疎植にします。
その後は深水管理を行いますが、除草を担当してくれるのは、自然繁殖するカブトエビやホウネンエビたちです。
カブトエビたちが泳ぎ回るため、水はいつも濁っていて、光は地表まで届かず、雑草はほとんど生えません。私は多少ヒエ抜きする程度です。
できたお米は、原則として、田圃に来てくれたにのみお分けしています。
実際に田圃に実った稲を見ていただき、直接お話をしたいと考えているからです。
現在、伊勢崎、前橋、館林など県内の方が多いのですが、中にははるばる山梨や大阪から来て下さる方もいます。
当初は冷ややかな目で見られることがありましたが、軌道に乗り始めてからは、それもなくなりました。
消費者の方々との直接対話によって、安全性に対するこだわりはますます強くなっています。
これからも意を強くして米づくりに励みたいと考えています。


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